「抱擁実験」 小笠原 宇紀 という BL漫画が面白すぎる

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「抱擁実験」 小笠原 宇紀

これほどまでの「究極の愛」が描かれたBLって、見たことがないかもしれません。

クールな絵柄で淡々と描かれているのが、なんとも粋ですね。
まんまと泣かされちゃったのは言うまでもありません…笑

 

主人公の高橋未弥(みや)は、不治の病を抱えていて、幼いころから入退院を繰り返している。
現状では寿命23歳程度といわれているほどの難病らしい(詳細は不明)。
それでも周りへの気遣いを忘れず、儚い将来を夢見て真面目に勉学に励むとっても健気な子なのだ。

 

そんなとき大学で、謎の美青年、狩野 令に出会う。
人目を引く華やかな美貌。クールなまなざし。
令は大学生でも大学の関係者でもないのにそこにいて、知れば知るほど謎だらけ。
出会ってすぐ、「みやちゃん」なんて親し気に呼ばれ、からだを触られ…
セクハラ!?かと思えば診察しているかのような冷静な手つきだったりで、その手には懐かしささえ覚えてしまう…
令の少し危険で、なんともいえない不思議な引力に抗えず惹かれていく未弥。それは、とても自然で…

 

追い追い解ってくるんですが、それもそのはず。
令は常識とか、法律とか、そんなレベルを超越した世界で生きている男だったんですね。
すべてはみやちゃんのために、スーパー攻め様として生きる道を邁進していた…

クールな絵柄で淡々とストーリーを描かれているせいで、一見そんなふうには思えないんだけれど、
受のことを、ここまで大きな愛で包み込む攻様に出会ったのは初めてかも。

あまり書くとネタバレになってしまうんですが、この漫画は社会的な問題提起もしています。
妙に分厚くて230ページくらいあります。その上、最終話が急展開で、急に終わりに持って行ったような感じに見えるのですが、もともとここで終わる予定だったのかな…?なんて思ったりも…つまり、なんとなく物足りなさが残るんですよね。
最終話はとってもよかったんだけど、もう少しここにたどり着くまでゆっくりとふたりの関係を見たかった気もして…。
物足りないのは、表現が足りないという意味ではなくて、もっと見たいという気持ちにさせられていたから。
究極の愛が昇華していく経緯を、もっと見せて欲しいと思いました。

エンディングは、すごく満足できました。
BL漫画は、こうでなくちゃねって思わせてくれるステキなラストです。

この漫画、大好きなんです。
作者さん、作品数少ないないけれど、運命や宿命の愛を描くのをたいへん得意とされている方だと思います。
他の作品も近いうちに紹介しますね。

 

最近気になっている  恋するランジェリーもものすごく面白い作品ですので

参考に読んでみては?? おすすめです。

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